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【牌効率】失敗しない!6ブロック打法

目次

5ブロック理論と6ブロック打法

以前の記事で5ブロック理論について解説しました。

※こちらの記事も併せて読むと理解が深まりますので、読んでみてください!

5ブロックでの進行やパターンは分かったうえで今回は6ブロック打法に関してご紹介します。

6ブロック打法は優柔不断な打法と言われ、使い方を間違えるとかえって手牌を広げ過ぎたて守備力が下がったり、アガリを逃す原因になってしまう難しい技術です。

しかしながらこの6ブロック打法、技術は要しますがマスターするとかなり手牌進行の幅が広がります。

今回はその技術を使用シーンと合わせて解説していきますので、是非ご覧ください。

6ブロック打法の本質

まずは、”6ブロック”の状況の具体的な例を見てみましょう。

この牌姿をまずはブロック分けしてみましょう

  • 34567m (2ブロック)
  • 56p
  • 88p
  • 34s
  • 778s

このように6つのブロックで構成されています。

どの牌もブロックの構成要素として機能しており、場況を加味しなければ切るには惜しいですね。

しかし、何か切らなければいけません。

この状況で34567mの3連形を崩すという選択肢はありません。また、88pの対子も雀頭候補ですので打牌候補にはならないでしょう。

じゃあここで56p /34s / 778sのどこかになりますが、5ブロックであれば778sは強いブロックなので残しておき56pか34sのどちらかを切っていました。

しかし、6ブロック打法では778sの7sを切り、リャンメン形を残します。

なるほど、6ブロック打法で受ける牌を多くできるんだね!

確かにその側面もありますが、6ブロック打法の本質はそこではありません。

もしこの後に6sや8mを引いたらどうしましょう?

え、、その時はやっぱり56pか34s、、?

その通りです。

結局1度7sを切りましたが4メンツ1雀頭がアガリ系になる以上、1手進めばどこかを落とす選択が必要になります。

このように、6ブロック打法というのは受け牌を多くするのではなく、瞬間的な決断を保留する=先延ばし、というのが本質です。

6ブロックのメリット・デメリット

続いて、6ブロックのメリットとデメリットを確認していきましょう。

正直、6ブロック=決断の先延ばし、これを理解できていれば正直十分なのですが、NewOrderではもう一歩だけ踏み込んで、なぜ先延ばしをするのか?先延ばしにどんなメリットがあるのかということも併せて考えてみます。

ブロックの決断を先延ばしにすることにはこんなメリットがあります。

場況の変化に対応できる可能性が上がる

例えば先ほどの手牌ですが、ここで7sを切って6ブロックで構えた直後、5sのカンが入ったり、立て続けに2sが2~3枚切られたらどうでしょう?

その場合は次の手牌が入った際に34sを落とした方が良いと判断できます。

毎巡状況が変わる麻雀においては、この数巡の保留が活きてくる場面が多々あります。そういった観点では6ブロック打法は効果的でしょう。

打点上昇や良形への組み換え

こちらはやや例外的ですが、下の牌姿を見てみましょう。

ぱっと見た感じ4p切れば5ブロックの完全イーシャンテンです。

勿論ここで4p切りを選ぶのは全然NGではないですが、ここで5ブロックに構えた場合、こんなアガリ形もあり得ます。

立直のみの1300点。少し物足りないですね。

先ほどの牌姿を見て、どんな手が見れるでしょうか?

ここで4pを残して9mを切り、6ブロックをで進めてみるのはどうでしょうか?

仮に4pに3p or 5pがくっつくと、三色同順が見えてきます。

78m、78sどちらを切るかはまた選択になりますが、メンタンピン三色、裏やツモなら跳満の手が見えてきます。

なかなか条件(マンガン以上でアガらないと負け、など)がなければ4pを残すか際どいところですが、このように「まっすぐ進めて安い」や「まっすぐ進めてると愚形濃厚」などの条件があれば、あえて浮き牌を残して進める進行もありです。

彼方
スピードと打点、上手くバランスを見ながら選べるといいですね

このように、6ブロック打法にはメリットがありますが、勿論デメリットもあります。

シャンテン数が進んだ時の受け入れ枚数が少なくなる

牌姿は最初に取り上げたものと一緒です。この場合、打4sと打7sの受け入れは下記のようになります。

●打4s(5ブロック進行):9種31枚

●打7s(6ブロック進行):9種35枚

ここでは6ブロックがターツを抱えた分、受け入れ枚数が多くなっています。

では、この後2mを引いた場合を見てみましょう。

ここから5ブロックに絞るためにターツ選択を行います。今回の場合だとタンヤオを狙って7s切りが自然でしょうか。

そうすると、この牌姿になりますが、この時の受け入れは47p25sの4種16枚になります。

一方5ブロックで進行していた場合は、下記のようになります。

ここでの受け入れはm47p / 8p /689sの6種20枚となります。つまり、2シャンテン→1シャンテンの受け入れはこのようになります。

  • 打7s(6ブロック)
    • 2シャンテン時:9種31枚
    • 1シャンテン時:4種16枚
  • 打4s(5ブロック)
    • 2シャンテン時:9種31枚
    • 1シャンテン時:6種20枚

このように、6ブロック打法で最大の欠点は、シャンテン数が進んだ時に受け入れ枚数が逆転されることがあるので、覚えておきましょう。

まとめ

今回は6ブロック打法についてお話してきました。5ブロック”理論”、6ブロック”打法”というように、あくまでベースにあるのは5ブロックでアガリを目指す事。

その中で例外的に6ブロックで進行するタイミングがあるだということを覚えておいてください。

冒頭にも書きましたが、5ブロック理論の記事も書いていますので、まだ読んでいない方は併せて読んでみてくださいね!

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